2016年
2月
29日
月
筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.30 パーマを毎日1人かけると、年に250人なり、これを10年間続けると2500人以上になるのです。その半分まで来たと言うのに、かかり具合のバラツキ(不安定さ)は減らず、質の向上も自信のアップも感じられないのです。
何故なのか、これを炊飯の要領に例えて、バラツキ具合を数字にして探ろうとしたのです。もちろん的の外れた探りだったのですが、バラツキの原因を探るうちに、毎回同じ所で判断に迷っていることを突き止めます。ところが何故そうなるのか理由が分からず、こんなことに悶々としていたある日、突然にこれがパーマをダメにする現象(閉塞状態)だと気付いたのです。
しかし、その一方でこのやり方で商いは順調だと言う思いと、勉強をしていると言う自負があり、そのくせ歴史のある技術を疑う自信はなく、どうすればいいのか困ってしまう状態でした。しかもこのような情報を教える所がないのです。
そこでまずはとりあえず自分のパーマ施術の観察(動き&表情)を始めました。
施術観察に目を向けた理由は、閉塞状態を直すヒントが施術の中にあるのではと考えたからです。そしてその読みは運よく的中しました。
こんなことで悩んでいる頃の私のパーマ施術は、ロットを外すまでかかり具合が分からず、そのためロットを外す時に不安(神頼み)がよぎる状態でした。
注意、閉塞状態とは、パーマ技術が前に進んでいないレベルの低下を意味します。
2016年
2月
15日
月
筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.29 我が家は炊飯器を使わずにご飯を炊くのですが、最初は要領(火加減や臭い)が悪く、安定して炊けるようになるのに半年ほど(含む焦がす失敗)かかりました。もちろん安定とは言っても100点はなく、毎回70点〜90点を行ったり来たりとバラツキながら、徐々に焦がすと言う失敗は減って行きました。
この点数のバラツキ具合を許容範囲(安定再現)と言い、内容はギリギリからジャストまでと幅を持つのですが、全て食べられるので合格点となります。
あとはこのバラツキを小さく抑えて点数を高める工夫(調整)が出来れば、さらにご飯は美味しくなりそれが調整をした手応え(効果)となります。
このバラツキを、私のパーマに当てはめると、50点〜90点と幅に開きがあり、高得点は少なく、許容範囲外(不安定)の不合格な点数を含んでいることに気付きます。つまり、ご飯は上手く炊けるようになったのに、パーマは何故かそうならず不安定なままなのです。開店当時は色々な雑音(良い作品り、技術的な勉強、ローンの返済、売上など)にエネルギーを削がれ、かかり具合の違いはカットで調整していたため、不安定さには気が回りませんでした。しかし、心の何処かが納得していなっかったようで、その不安が開店5年目に疑問と言う形で噴出します。
なお、このバラツキは修業時代からあったのですが、それが毎回起きるため、慣れて何時の間にか気にしなくなり忘れてしまっていました。