2016年

5月

15日

テストカール関連

筆 新たなパーマ技術の開発者。

ブログNo.35 カールの動きの変化が見えないテストでは、パーマの強さを調整することは出来ません。

この小さな動きが強さを調整する条件で、この動きが見えることにより、少し強くしたり、弱くしたりと言う微調整が可能になります。

 

また、ブログNo31(素朴な疑問 その3で語るように、筋の通らないパーマの説明は調整内容が曖昧であることを意味しており、それではかかり具合の安定化は図れません。※このケースの安定化は、かかり難い髪をかかり易く調整したことを指します。

 

困ったことにこの状態が常になると、結果の悪い時だけ都合よく髪や道具のせいにすると言う、責任回避を語るようになります。しかし、都合で変わる責任の所在はおかしな話で、実際は髪条件(具体的な毛髪診断)を考えずに行った施術のせいなのです。ところが従来のパーマにはこの基本調整と毛髪診断がないため、カールを意識的に動かすことができず、何となく髪や道具のせいにして自分をも誤魔化して来たのです。こんな状態が代々続くうちに、思い付き(自己流)苦し紛れの施術がまかり通るようになり、その結果、収拾のつかないほどのレベル低下を招いてしまいました。

 

そのため従来のパーマでは、強さや根元の動きや髪の傷みなどの各調整を可視化することができず、動きの見えるテストや、長期に渡る追跡や、施術情報の内容に戸惑いや不思議を感じるようです。しかし、このテストが出来るようになると自分のレベルアップを体感で自覚するため、面倒と言う気持ちはなくなります。

そして積極的に基本調整のルールを守るようになるのです。

※思い付きの施術とは、根拠の曖昧なやりっぱなしの施術を意味します。

 

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日本ピンパーム協会

中部事務局

 

代表 遠山千秋

 

 

 協会代表の挨拶。

 

新たなパーマ技術の発見と、

その性能。

 

私は日本ピンパーム協会中部事務局で代表を務める、遠山千秋と申します。協会発足当時から多くの美容師さんと関わる立場にあり、パーマの夢を語り合ったり、自らがモデルになりパーマを体験して来ました。そのパーマの理想が、シャンプー後のスタイリングの楽さ(楽さ、長持ち)と、格好の良さ(デザイン性)でした。

このようなパーマの内容が提供されれば誰もが嬉しく、これなら後世に残るパーマ技術になると確信します。しかし実際はと言うと、この内容のパーマがなかなか提供されず、おしゃれコストだけが突出してしまい、パーマ人口は大幅に低下してしまいました。

 

協会も発足当時からこの夢の実現のため、多くの美容師さんに情報の伝達を続けながら縁をつないで来ました。しかし技術レベルのアップははかどらず、私の心配は的中して2013年の段階で昭和40年代のパーマ人口にまで激減してしまいました。(日本パーマネント液工業組合の表で確認を行う)

 

そんな中、縁を持った一人の美容師さんが「こんなことが出来るようになった」と、あるパーマを見せてくれたのです。それがここで紹介するパーマ技術の原型です。この技術は私の知るパーマの常識をことごとく覆す内容を持っていて、その内容と結果に私はしばし言葉を失いました。その具体的な施術が、強さ、根元、傷みの3つに分類した基本調整です。

 

※実は、従来のパーマにこの調整を詳細に説明した文献はありません。個人技で理想に近い結果を提供する美容師さんは少数あるのですが、説明が…

 

技術開発には約15年を要したそうで、そのかいがあり従来のパーマ技術に‟解かれていない理論“を見つけることができたとのことです。また実際に傷みの少なさを目の当たりにした私は、基本技術の大切さを改めて見直します。さらにこの発見で従来パーマの不安定さも解決することが分かり、この新たな基本技術に私自身も大変ビックリしております。

  

しかし、この技術を開発した美容師さんは留まる事なく、2006年頃から施術内容の視覚化に取り組んでいたのです。それが各調整で紹介する、動きの見えるテスト、根元の動き、艶による傷みの確認と、持続性の追跡調査等です。 

 

さて、巷には色々なパーマの応用技術があるのですが、結果として「毎回違うかかり具合」「直ぐに取れる」「チリチリになる」「バサバサになる」「楽にならない」などを感じたら、それが基本に問題のあるメッセージとなります。極端な違いや不安定さを感じる場合は、各調整のどれか、あるいは全てに問題が出ている可能性が高くなります。この状態の時、紹介した調整の動きは見えません。

 

そんなことも、このパーマ技術の開発で分かるようになりました。

なお、この現象はピンパームにもロットにも共通する、パーマの普遍的な基本技術です。

 

日本ピンパーム協会の有料会員に登録して頂くと、さらに詳細な情報が分かります。 

 

 

 

 

この技術データはサイクル化(下図)して、絞り込まれて更なる質の向上に貢献するデータを提案します。

 

また、このパーマ技術は、高い安全性と環境に優しい能力を備えながら、さらに省資源やエコ化にも貢献します。