有料会員の方は、下記に紹介する各レポートから、さらなる詳細なデータと、新たなパーマ技術で得られる未公表のデータの取得が可能になります。
●新たなワインド法。(具体的な個人差への対応とその考え方)
●テストカールのさらなる詳細。(さらなる確認法の進め…)
●ピンパームとロットの違い。(施術の違いで何が変わるのか…)
●パーマ技術に共通する管理技術。(反応具合を守るには…)
●ロットサイズとカールサイズの関係。(事例で示すパーマのカール)
●ワインド(マルチパーパスから新たな配列まで、そしてピンパームへ)
●見えない所で起きている事。(これらは理論的な対応で叶う)
●ピンとロットのかかり方の特徴。(パーマ後の雰囲気の違い)
パーマネントを多くのお客様に長く利用して頂くには、形の良さとスタイリングの楽さを提供することが必要です。その形の良し悪しを担う要がパーマ用のカットで、イメージチェンジや楽さを受け持つ条件がパーマの基本調整(強さ、根元、傷み)です。
この基本調整を土台にして、目的に合った強さを早期に得ながら、同時に根元を動かす方法がこのワインドです。内容は個人差を活用しながら目的(根元への方向性&ボリューム)を得るためのロットの扱い方(ロットサイズ&毛束の扱い&ベース等)で、従来のパーマにはない施術法となります。
この施術によりセットに見間違うような表情のロットアウト(表情は意味有)から、現場で遭遇する様々な個人差(髪質&生え方)への対応が可能になります。
新たなパーマ技術では、図(従来的)のようなテストカールを行いません。この方法では、髪のゆるめ方でかかり具合(不安定化)が変わってしまうからです。
見る人の手加減で変化する調整を感覚的確認というのですが、なぜかこの見方が普通になっているのです。
そこで新たなパーマは、テストの内容を根本的に見直し、動きの見えるテスト、微調整法、さらに多くの応用調整を可能にしました。
※他にも色々な確認法がありますが、現在最も理に適った方法だと思われます。
◆ピンパームとロットの性質の違い。
カールの性質の違いを説明するため、図と文で構造の違いを明らかにしてみました。写真は実際のパーマではありませんが、カールの動きを確認することで構造が分かるため説明に用います。この動きや性質の違いを把握していると、施術応用や調整がわかるため、知識としてまとめます。この違いが分かれば、目的に合わせた使い分けが容易になるからです。
※ベース幅やカールサイズを同じ条件するため、同じベース上に巻いてみました。
◆炎症の再現実験2008。
炎症の起きるお客様から得られた、2度と再現できない実験データです。その献身的な協力で、とても貴重な情報を得ることが出来ました。さらに炎症を出さない条件をデータから分析し、この方の炎症を抑えることに成功します。紹介するパーマデータは13年分(パーマ回数は69回分)で、これまでの推移をグラフにまとめました。
では、その原因は… そしてどのように管理したのか…
※詳細なレポートあり。(統計的な調査も行いました)
ロットとは何か… 昔から色々な説明がされているのですが、具体的にピンと来るものがあません。ロットを巻く場合、髪を引っ張る力の違いをテンションの違いと表現したりしますが、中々実感が伴いません。これを確認する手っ取り早い方法は実験をすることですが、それも難しいため手持ちのデータを紹介します。
本来、考えて巻くことと、適当に巻くことでは結果に大きな違いが出るはずです。しかし、これは基本調整ができたらの話で、これが出来ないとどんなふうに巻いても同じようなかかり具合になります。こうなると巻き方に注意が払われず、ワインドはこなし仕事の一つに変わります。つまり、手応えのないワインドの結果を見る人はいないため、ロットアウトも見ないのです。貴方はそうなっていませんか…
パーマ技術から見た髪とは… 髪にはどんな性質があるのか… 化学反応とは… テンションとは… 予測技術とは… パーマに対する考え方は… 傷みとは… 手入れの楽さとは… 安全性とは… これらの事柄は、全てパーマ技術に反映するのですが、形として説明できるものではありません。このような相手を扱うのに必要な物が理論で、技術の大半はここにあるのため、見て盗むことはできません。
●実技勉強会のお知らせ。
実技勉強会の内容は、今しばらくお待ちください。
§ パーマ技術にレベルの低下を招いた最大の原因。
パーマ技術は化学的な力(薬品)と、物理的な力(ロット)のバランスで成り立ちます。この2つの力がパーマの必要条件のため、物理的な力を抜くノーテンションと言い方は、テンションは要らないと誤解を生む不適切な表現となります。
では、なぜノーテンションという巻き方をする人が出るのかと言うと、随分昔から強さの調整(予想外の動きを感じるのがその兆し)が出来なくなっているからです。
そのためかかり過ぎる怖さが先立ち、単純に力を抜いたり、ロットを太くして、その場しのぎの思い付きを続けて来たのです。その結果、傷みへの配慮を失い、多くの美容師が傷むのは仕方がないと考えるようになりました。
この原因は冒頭で説明したバランスの崩れから生じているのですが、傷みが改善できないため、苦し紛れに良い薬品に傷みの問題を託すという逃げの発想を作り出します。つまり「何故なのか…」と言う原因の追究を怠ったため、急激なレベル低下を招くことになりました。(美容師さんの多くがここに危機感がない)
そこで協会はこのパーマ技術の問題点を正し、多くのパーマファンに喜んでいただくため、基本調整の詳細を公開いたします。その象徴的な現象が細いロットによる特大のカール作りで、同時に傷みの管理も行うのが新たなパーマ技術の特徴です。この実現でパーマ技術の質は高まり、その効果を最大限に引き出すと、パーマのダイレクトな形作り(ハンドブロー化)が可能になります。
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