筆 新たなパーマ技術の開発者
No.6 お客様の色々なデータを記録しておくカルテは美容師にとって大事な物です。でも私は積極的に取っていたわけではありません。何故なら、カルテのデータ通りに施術をしても、いつも違う結果になるからです。パーマのカルテは技術的な向上にどの程度役立っているのだろうかと、とても懐疑的でした。そのため住所録程度にしか見ることができず、ダイレクトメールを出さない私には不要でした。
しかし、それでも全くの不要とは言い切れず、面倒だと思いながら中途半端な気持ちで記録を続けていました。
どのお客様も初めての時があり、このときは頼るデータはないため、美容師は経験値をフルに働かせて施術を行います。これがお客様の良い評価になり再来店につながるのなら、頼れないカルテなど不要です。こんな考えと葛藤しながら、まあ仕方なくと言う状態が私のカルテへの印象です。
こんなわけですから、役に立つと言うより面倒な物と言う意識の方が強く、私自身が個人情報を出そうとする性格ではなかったことも絡み、住所や電話番号などの情報を積極的に取ることもありませんでした。
※パーマ液を一種類しか使っていないため、これが可能でした。
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