筆 新たなパーマ技術の開発者
No.19 従来のパーマには納得できない施術が幾つかあり、これを確認するために実験を始めたのですが、更なる詳細なデータの収集のために計測器も作ってしまいました。
この計測器で得られたデータは新たなパーマ技術の土台になり、その分析から新たなパーマ技術の土台になる考え方ができあがりました。
この考え方はカルテの質を高めることにもなり、問題点のあぶり出しが可能な性能をも備えるようになります。
それにしても、開店後5年目に感じた不安(危機感)が、従来パーマの成り立ちから、問題点までえぐり出すことになるとは夢にも思いませんでした。
こんなことをしている内に15年ほどの時が流れて、私は45歳になっていましたが、その間に学んだことは本当に山ほどありました。
その代表例がテストカールです。それまでのテストカールでは、ホームページで紹介するような動きは見えませんでした。これを料理に例えると、味見をしないまま料理を出してしまう状態を意味します。しかし、この状態が当たり前のようになり慣れてしまっているため、美容師さんの多くが見えないことに疑問を感じないのです。深く浸み込んだ慣れとはつくづく恐ろしい物ですねぇ。
これに気付くには自分自身が自分自身を常に点検する、自覚が不可欠です。
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