筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.28 私にとって幸いだったのは、務めた美容室の作品作りにハンドブロー的な仕上げが有ったことです。師の行うこのような作品作りを見ながら、あれなら毎日のスタイリングが楽だろーなと、私もお客様の気持ちになり嬉しがっていたものです。
務めている頃のこんな光景も、楽なスタイリングを実現するためのヒントの一つですが、当時の私には出来ないことばかりでした。
時はカット&ブロー全盛期で、私の師は当時のカットの長所とピンパームの長所を熟練の技で組み合わせて、後の楽なパーマを提供していたのです。
私はこの仕上げ方を見ながら、「盗まなければ…」と思い、穴があくほど見ていた記憶があるのですが、残念ながらこの核心部(カット+薬品扱いと巻き方)を盗むことはできませんでした。
その代りにパーマのお客様が恐ろしい勢いで増えると言う、驚きの経験をさせてもらうことになり、あまりの多さに「こんな時間に、またパーマだ…もう嫌だー」と思ったことは数知れません。その当時のスタッフは師を含めて3人で、日に20人前後パーマをかけた記憶があります。
このパーマの急増から「パーマをかけて良かった」と言うお客様の素直な反応が読み取れるのではないでしょうか… 現在(2016年)これがカットに置き換わっているわけで、なぜ置き換わったのか、ここにパーマ人口減少の理由があります。
※お客様はその理由が即座に分かるのですが、何故か美容師はそれが分からないのです。
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