筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.31 調整って何… パーマの全工程を見たのは私が高校生の時で、そのパーマは母親のかけるものでした。その時に思ったことは、ワインド後テストカールを見ながら、「あんな風に確認するんだ」ということと、あの見方で何が分かるんだろーと言う疑問でした。その後2回目のテストを行い、2液(酸化)を塗り、放置してからロットを外せばパーマは終わりと教えてくれました。
しかし、私にはテストの動きが見えなかったため、「どんな風に強さが変化したのか?」と母親に尋ねると、返ってきたのは妙に間の空いたすっとんきょうな「ヘッ」と言う返事です。「ヘッじゃなくてー」と私は食い下がり、何らか動き(手応え)があったからもう一つの薬品(2液)を塗布したのではないかと尋ねると、「何時もあんな感じよ」と、またまた質問からは的の外れな返事なのです。
私はこれ以上聞いても、筋の通る説明は聞けないだろーとあきらめ(ムダ)て、聞くことを止めます。まだ実務経験のなかった私にはこれ以上の質問はできず、何か変だと言う印象だけが強く残りました。しかし、母親は昔からこうだからと言ってのけ、パーマは終了してしまいます。
その後私はサラリーマンになったため、この話をすっかり忘れてしまいます。
※このようなテストの説明は、調整の理屈が分かっていないことを物語ります。
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