筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.32 なぜ母親のテストに違和感が残ったのかと言うと、ゴムを外したカールを一旦巻き戻し、その戻したカールを緩めて強さを確認したからです。
私は「その緩め方の加減で、強さが違って見えるのでは?」と思ったのです。しかし、ピンパームでパーマをかける私は、高校生の時に見たこのテストの印象をすっかり忘れていました。
そんな私が開店4年目に協会のパーマ講師を務めることになり、その関係で他店の美容師さんと知り合う機会が増え、パーマ施術を見るチャンスを得ます。そんな中たまたまロットのパーマに遭遇して、母親のテストを思い出したのです。さっそくその美容師さんのテストを見ながら説明を聞き、母親にした質問をするとなんと全く同じ返事が返ってきたのです。母親と関わりのない若い美容師さんの「同じ説明」に、私は時の止まったような驚きを感じました。
いったいこの反応は何を意味するのか…? あれから10年以上経ったと言うのに… 良く言えば完成域のテストとも言えなくもないですが、では、なぜロットを外す時にかかり具合が不安になるのか…? なぜ歴史の長い従来型のテストに、新たなパーマ技術で紹介する、筋の通った説明がないのか…?
母親のおかしな返答は、私に疑問を抱かせる大きなキッカケとなりました。
※テストに動きが見えないと、確認は感覚的になり、判断はヤマ勘に変わります。
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