筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.33
なぜ、
パーマにはこんなに多くのやり方が存在するのか…
化学反応のシステムの違い ●2浴式(2つの液を使用)、1浴式(1液のみ)。
薬品の違い(温度条件など) ●アルカリ性、酸性などの性質や成分の違い。
巻き方の違い ●ロットを巻く、ピンカールを巻くなど。
巻く道具の違い ●ロット形状や材質の違いなど。
どれを用いても、使いこなす(技量)のに時間(道具を理論的に扱う事)が必要と考える私は、慣れた道具の経験値に重きを置いていたため、何故こんなに多くのやり方があるのか不思議でなりませんでした。単純に考えると、より良くする方法と捉えることも出来るのですが、では、何故、新たな方法が昔からある方法を淘汰して広まらないのか(一長一短)…?
私が出店した頃は、シス系、酸性系と言う薬品の違いでかける時代だったようですが、その評価も一時的なもので、大きな広がりを見せることなくさらなる薬品に変わって行きました。(シスを一度だけ使いましたが、人工的な手触りに驚きました)
この時代の私は「速やかに短時間に終われるパーマ」で、「格好の良さと楽さ」が得られれば、道具は何でも良いと思いましたし、パーマ後の楽さは施術時間の長さを帳消しにするとも考えていました。
また、それが美容師の技術力を暗黙にアピールするとも思いました。
そしてお客様に嬉しいパーマの提供が出来ていれば、やり方の多くは淘汰されて自然に減って行くとも考えていました。
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