日本ピンパーム協会中部事務局 遠山 千秋
ブログNo.42 従来型のパーマには、新たなパーマで紹介する具体的なテストや、手応えの説明がありません。
私も新たなパーマのテストを見るまでは、半信半疑だったのですが、確かに従来型のテストの動きは曖昧で、ここからかかり具合の安定化をはかるのは難しいだろうと思いました。
そしてかかり具合が不安定になると、この修正に美容師のエネルギーが使われてしまい、修正後の形や持ちが、どう変わるのか予測できなくなることを知りました。同時に施術中にチラッと浮かんだ疑問も、スタイリング(形作り)が終わった頃には忘れてしまうと開発者が言うのです。そしてこれが普通になり、巻き方や、素早い手さばき等のアクション(パフォーマンス)を、技と錯覚してパーマが受け継がれて来たと言うのです。しかもこれが何十年も続いているため、パーマ技術のレベル低下を、現美容師の殆どが気付いていないと言うのです。
そのしわ寄せが様々なパーマへの不満に変わり、美容師は道具を変えるようになったようですが、この道具の変更は「自分たちのやり方に問題がない」と言っていることでもあるのです。そのため道具を変える発想は止まらず、今もそれが続くのですが、お客様はその効果を認めていないためパーマ人口は減少してしまいました。これを正すヒントが、ロットを外す時に感じる不安で、この不安は手応えのなさを現すため、この状態で断毛を治すことは出来ないそうです。なぜなら、従来型のパーマ施術は感覚的に行われているため、効果にムラが出易く、仮に効果があっても継続して提供することが難しいからだそうです。
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