筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.43 パーマ技術の勉強を始めた頃は、習得のために手順や手サバキを真似て、その積み重ねで徐々に上達して行くものだと思っていたのです。
しかし、10年が過ぎても上手くなった実感はなく、相変わらず不安定さがあり、ご飯を炊くような安定感(手応え)は得られません。
もちろん「習得には時間がかかる」と覚悟はしていたのですが、ホームページで紹介する基本調整(強さ、根元、傷み)とは程遠い内容に、ストレスを無意識に感じていたようです。これが施術内容の詳細を確認するキッカケとなり、動きの見えないテストや、形作りの最初の情報がロットアウトであること等に気付くようになります。さらにパーマ後のかかり具合の修正作業も減らず、技術的な停滞感を疑うようになります。この停滞している理由を考えるうちに、やり方の真似から始めたパーマのどこに「調整技」があるのかと、不意に疑問が沸きあがります。
しかし、もう一人の自分が今までそれでちゃんと仕事をし続けて来たではないかと、商売的な実績をプライドにして疑問を否定するのです。これがさらなる葛藤に変わり、真剣に実験を考えるようになって行きます。この苦し紛れに始めた実験から、従来型のパーマに調整のルールのないことが分かります。
※従来のパーマにはデータがないため、これを一から集める目的で実験を始めます。
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