2015年
10月
15日
木
筆 新たなパーマ技術の開発者。
No.21 セットについてお客様から聞いた話の中に、巻いたカーラーを夜中に取るという物がありました。「え、夜中に起きて取るんですか…」と聞くと、朝まで付けておくと効きすぎてグリグリになっちゃうからという返事でした。
なるほど、経験的に丁度いい効き具合を知っているんだと思いつつ、その効き具合を私は「再現ができるだろーか」と自問自答した記憶があります。
なぜなら言葉で表現するのは簡単ですが、実際に実現するのは難しいことでは…と感じたからです。たまたま母親が美容師だったため、小さい頃からお客様との会話を聞いて育ち、日々のスタイリングの大変さを知っていたからでしょうか…? 一旦サラリーマンを経験してその後美容師になったため、このようなお客様の話は忘れていたのですが、美容師になって女性の日々のおしゃれの大変さを改めて確認することになりました。
そしてある日カーラーを持ち帰り、実際に巻いて寝てみようと思い立ったのです。(20歳でした)
2015年
10月
01日
木
筆 新たなパーマ技術の開発者。
No.20 ホームページで、基本調整(強くなる様子、根元の動き、傷みの確認や持続性の追跡)の手応えを紹介していますが、動画で楽なスタイリング(ハンドブロー)と、水分が飛ぶに連れて変化するカールの表情などの現象を紹介しています。この現象も、新たなパーマ技術の効果なのですが、実は従来パーマにはこの基本調整の詳細や、現象的変化を説明する文献がありません。何故なら、強さ、根元、傷みを同時に調整(基本調整)する方法が、今(2015年現在)も解かれていないからです。
この状態が師弟関係の中で脈々と受け継がれて来たため、施術に疑問が湧かず、調整がヤマ勘(かかり具合が不安定になる原因)になっていることに気付く美容師さんもないのです。この基本調整を過去の問題にあてはめると、昔はかかり過ぎと傷みに困り、シス系や酸性系の弱いパーマ液が生まれたのですが、結局、傷みの改善は一時のことでしかありませんでした。そして今はさらにパーマ液が弱くなり、直ぐ取れると言う具合です。このようにパワーの変わる薬品の遍歴からも、調整に問題のあることが分かります。そして一番困ったことは、お客様の幅広いニーズ(要望の違い)に応えられないパーマになっていることです。
実験データは、このような問題をえぐり出すことになりました。