2015年
3月
31日
火
筆 新たなパーマ技術の開発者。
No.8 前回のデータを守り丁寧な仕事をしたのに、なぜ違う結果になるのか…。
開店から1年が過ぎ、そして2年が過ぎてもその理由は分かりません。そのうちに私の中に一つの思いが浮かび上がります。「経験値に迷いを生じさせるカルテなんて、要らないよ…!」と、そんな思いが何処からか湧きあがったのです。
それでもカルテを全廃することはできず、お客様の名前を覚える物と割り切り、カルテの記録を継続しました。当時のカルテで印象に残ったことは、上手く行った時のカルテは書き込みが多く、嬉しそうな感じで書かれていると言うことです。逆に今一つの結果の時は書き込みが少なく、寂しい感じなのです。
しかも両カルテとも、上手く行っても、行かなくても理由が分からないのです。一体パーマのカルテって、どう役立っているのか… (~_~)不明でした。
2015年
3月
15日
日
No.7 こんにちは。スタッフyukiです。
えー、私がまだうら若き乙女だった頃、まあ、だーいぶ前の話なんですけどね、流行ったんですよ。ミニ○ーグでかけよう!ってパーマが。
テレビのコマーシャルで、そりゃあもう素敵な外人さんがはつらつとした笑顔でこちらに笑いかけてくるんだから。
田舎の素朴な高校三年生だった私にとって ものすごくものすごく魅力的に見えたんです。ミニ○ーグって何だろう?何だかわからないけど、でもそのミニ○ーグでパーマをかけたらきっとあの外人さんのように素敵になるに違いない。
もう少しで卒業だしな、卒業式が終わったらすぐにかけにいこう!
なんせ単純な田舎の高校生でしたからね、とにかくきっとミニ○ーグでパーマをかけさえすれば、垢抜けた都会の人みたいになるに違いないって信じ込んでましたねー。
そして卒業後、お小遣いを握りしめて、よ、よ、よし!と武者震いをしながら美容院のドアを開けたんです。 続く
2015年
3月
02日
月
筆 新たなパーマ技術の開発者
No.6 お客様の色々なデータを記録しておくカルテは美容師にとって大事な物です。でも私は積極的に取っていたわけではありません。何故なら、カルテのデータ通りに施術をしても、いつも違う結果になるからです。パーマのカルテは技術的な向上にどの程度役立っているのだろうかと、とても懐疑的でした。そのため住所録程度にしか見ることができず、ダイレクトメールを出さない私には不要でした。
しかし、それでも全くの不要とは言い切れず、面倒だと思いながら中途半端な気持ちで記録を続けていました。
どのお客様も初めての時があり、このときは頼るデータはないため、美容師は経験値をフルに働かせて施術を行います。これがお客様の良い評価になり再来店につながるのなら、頼れないカルテなど不要です。こんな考えと葛藤しながら、まあ仕方なくと言う状態が私のカルテへの印象です。
こんなわけですから、役に立つと言うより面倒な物と言う意識の方が強く、私自身が個人情報を出そうとする性格ではなかったことも絡み、住所や電話番号などの情報を積極的に取ることもありませんでした。
※パーマ液を一種類しか使っていないため、これが可能でした。