2016年
11月
18日
金
筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.46 美容学校で習ったピンカールを思い出してもらうといいのですが、クロキノール、スパイラル、バレル、リフト、ラリアットなどの色々な名前の巻き方があります。
しかし、ピンパームの場合、同じ名前のカールでも、美容学校で習うセットに用いるカールの巻き方とは手順が異なることが多いのです。なぜなら、ピンパームのカールにはテンションを入れることが重要(基本)だからです。この条件を守ったカールは、自然に硬くなり端正さを備え、綺麗でカチッとしたカールになります。あとは目的に合わせて、各種巻き方を使い分けることが美容師の仕事となります。ですから見た目の汚いカールや、緩んで歪なカールは、巻き方とテンションの両方に問題があるため、パーマに問題が出易くなるので要注意です。
なお、施術情報で紹介するカールは、根元から巻き込むクロキノールとリフトカールで構成され、スパイラルも使いますが施術情報では紹介していません。
他のカールは資料がないため、コメントを差し控えますがロットに比べると、はるかに多くの巻き方があるようです。
どのカールで巻いてもいいのですが、巻き数の多いカールを、条件を守りながら作れるようになるには、それ相当の練習量が必要です。そして失敗した結果が次の糧になるため、その原因を知ることはさらに重要で、これを忘れると上達しなくなってしまいます。(ピンパームもロットも同じです)
定期的にブログを出して来ましたが、これ以降は不定期となります。
2016年
11月
01日
火
筆 新たなパーマ技術の開発者。
ブログNo.45
ロットに比べて、ピンパームはより根元近くまでカールが巻き込めます。そのため、根元の方向付けの有利さと、持続性の良さとを備えながら、なおかつボリューム感を適度に抑えることのできるかかり具合が特徴となります。
では、なぜこのような特徴をピンパームが備えるのかと言うと、ロットと言う道具(筒の直径)に制約を受けずに、髪をカールすることが出来るからです。その代わりに、美容師の巻き方(ハンドメード=技量)の良し悪しでピンパームの性能は左右されるため、技量の差はロットより強く現れてしまいます。
この技量差を高めるために行う最初の訓練は、カールの位置決めとその収め方(練習)です。その次にこの位置がぶれないようにカールを作ることです。これが出来るようになったら、最初の訓練内容に加えて、硬い丸いカールにすることです。
この2つを守ったピンパームは、整然とした端正なカールとなります。逆に、見た目の汚いカールや、緩んで歪感のあるカールは未熟さを現します。このように端正に巻かれたカールが巻き方の基本となり、これを一定のスピードでリズミカルに巻けるようになるとワインドは早くなります。これをモデルウィックで練習し、全体が45分(120個程度)位で巻けるようになったら、人の頭に移り経験を積んでお客様へと進みます。このような段取りでカール作りを習得すると、やがてウェーブなどを計画的に配置する作品作りが可能になります。
勿論、ピンパームも、新たなパーマ技術の基本調整は必須条件となります。